6月7日(土)のグロービス「中国古典から学ぶリーダーシップ」では、「勝負師の条件とはどういうことか?」という問いをもとに、古今東西の戦略に触れました。
以下、特に印象に残った学びを共有します。

No.1|勝敗を分ける3つの差:「小が大に勝つ」条件
戦を制する要因は以下の3つに整理されました。
- ①兵力・地力(物量・スケール)
- ②精神力(士気や意志)
- ③情報・技術(スピードや戦略)
中條高徳氏が語った「選択と集中」の話は、キリンがアサヒに対抗する際、リソースを絞り込んで局地戦で勝利を収めた事例として紹介され、非常にリアルな戦略実践でした。
No.2|風に乗れば、豚でも飛ぶ
Xiaomi創業者・雷軍の「風に乗れば、豚でも飛べる」という言葉は、時流と勢いをつかむことの重要性を象徴しています。
選択と集中が成功する背景には「参入障壁」がありますが、グローバル化・デジタル化によりその構築が難しくなっている今、“風を読む力”こそが経営・実践のカギと感じました。
No.3|ややこしいことをやりきる力と「勝ち癖」
「ゴールドラッシュで一番儲けたのはつるはしを売った人」という話の通り、大欲望の裏側にある“支える流れ”にこそ本質がある。
また「勢いに乗るにはどうするか?」という問いに対しては、
①危機感をバネにする
②成功体験を繰り返す
という2つの原則が提示されました。
ナポレオンの軍も「強かったから勝った」のではなく、「勝ったから強くなった」とされ、まず小さな勝利を積み上げる“勝ち癖”の重要性を再認識しました。

次回以降も、古典から学び、現代の複雑性に応答できるリーダーシップを探究していきたいと思います。
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