皆さん、こんにちは。坂口公太です。

先日、私の研究テーマをさらに深めるべく、東南アジアの要衝、シンガポールを訪問する機会に恵まれました。

今回の訪問で、私が最も強く肌で感じたのは、街全体に満ち溢れる「活気」と、未来への揺るぎない「楽観性」でした。

1. 多様性が生み出す「活気」

シンガポールは、中国系、マレー系、インド系など、多様な民族と文化が見事に共生している、世界でも稀有な国です。

多民族・多文化が共生する街では、ともすれば摩擦や分断が生じがちです。しかし、この国ではむしろ、その多様性がダイナミックな「活気」の源泉となっているように感じました。

  • 多様なバックグラウンドを持つ人々が、それぞれのユニークな知識、スキル、そして強みを持ち寄り、一つの目標に向かって協力し合っている。
  • この異なる視点の融合こそが、新しいアイデアやイノベーションを生み出し、街全体のエネルギッシュな推進力となっている。

街を歩けば、建設中の未来的なビル、夜遅くまで議論を交わすビジネスパーソン、多言語が飛び交うホーカーセンター(屋台街)...すべてが「今、動いている」という感覚に満ちていました。

2. 未来への揺るぎない「楽観性」

私が最も感銘を受けたのは、この国の誰もが持っているかのような「未来は必ず良くなる」という明るく前向きな信念、すなわち「楽観性」です。

未来を創ろうとするその「明るさ」は、単なる表面的なものではありません。それは、個々人のモチベーションやパフォーマンスに深く影響を与え、組織、そして国全体の推進力になっていることを肌で感じました。

  • 失敗を恐れないチャレンジ精神。
  • 変化を歓迎する柔軟性。
  • そして、困難な課題に直面しても、必ず解決できると信じる力。

この楽観性があるからこそ、シンガポールは絶えず自己変革を続け、世界のトップランナーであり続けているのでしょう。

3. 今回の重要な出会い

そして何より、今回の訪問では、私の研究に多大な刺激を与えてくださった4名の先生方にお目にかかることができました。

NUS(シンガポール国立大学)のMary先生:公衆衛生学について熱い対話を交わすことができました。

NUS(シンガポール国立大学)のAudrey先生:MBAからの視点をたくさん教えていただきました!生命力に溢れる先生でした。

SGH(シンガポール総合病院)のYeo先生とLow先生:現場の知見と、それがどのように政策や技術にフィードバックされているのか、具体的な事例を通じて学ぶことができ、理論と実践の架け橋について貴重な洞察を得ました。

こうしたトップレベルの研究者・実務家の方々との交流こそ、シンガポールの「活気」の源泉であり、知的好奇心を満たす最高の時間でした。心より感謝申し上げます。

4. 私たちの研究への示唆

今回のシンガポール訪問は、私の研究にも重要な示唆を与えてくれました。

「多様な要素が、適切なフレームワークと共通の楽観的な目標の下で統合されたとき、個人や組織のポテンシャルは爆発的に高まる」


シンガポールで得たこの**「活気」と「楽観性」という知的な刺激**を糧に、次なるステップへと進んでいきます。

そして、いつまでも、バッターボックスに立ち続けます!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。